黒百合の呪い


スッと白虎の姿のビャキが動いた




一瞬にして,私の目の前に立ちはだかった




私に爪を裁てた腕を振りかざす





ビャキが腕を振り下ろした時には,ビャキの目の前から私は消えていた







「どこだ!!!?」



ビャキが叫ぶ





『後ろよ』



ビャキが振り返る




「やるな」


ニヤリと口角をあげるビャキ




再度攻撃を仕掛けようとするビャキに手を翳す私





すると,ビャキの体は人間の姿になっていた





そしてビャキはゆっくりと私の前に跪いた______






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