Endless Flower~純粋に、君を…~
「―――あ!ごめん!そろそろ仕事に戻らなきゃヤバいわ!」

「ねぇねぇ、ベル持ってる?」

腕時計を見て、焦って車に戻ろうとした幸一を広海が呼び止め、笑顔で駆け寄ってきた。

ポケベルなんて高校時代から持っていたし、今持っていないのは時代遅れだ。

「当たり前だろ。」

「じゃあ、ベルの番号教えて?また会おうよ!」
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