愛されるより、愛したい。


見下したような目。

無性に腹がたった。


「邪魔しないでくれる!」

「…神埼 ルイ」

「………」




そっか、やっぱこいつも一緒か。あたしの名前を知って近づいてくるやつなんて皆一緒。

「ふっ」


あたしが鼻で笑ったからか男の眉間に少し皺がよった。


「金」

「あ?」

「どうせヤりたいんでしょ?」

「…」

「金……きゃっ」


手を平をみせて笑って言ったら手を引かれた。



< 7 / 38 >

この作品をシェア

pagetop