【短編】保健医の憂鬱
チーズケーキを食べながら
ドキドキ…と
胸の鼓動がうるさかった


小松原は
平然とした顔つきで
ケーキを食べながらテレビを見ている


「ところで、
高宮って家ではメガネなのな。」


言われて気がついた

私すごく酷いカッコをしていた…


慌てて髪を撫でつけてが
そんなことでは治るわけもなく
諦めてゆっくりうなづいた


「普段はコンタクトしてるの。
メガネの方が楽なんだけど
私メガネ似あわないでしょ?

団子っ鼻が強調されちゃうし…
赤茶色のフレームだし…らしくなって言うか。」


どちらかというと
キレイ系で通っている私

そんな私が
赤茶色のフレームのメガネをしているのは
少し気恥ずかしくて
年齢的にもどうかと思うし

極力外ではかけないようにしていた
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