【短編】保健医の憂鬱
4時限目
月曜日
休日明けのだるさの残る体を駆使し
なんとか1日を終えた
金曜に借りたDVDを返却しなくては
定時に上がって職員下駄箱に来た時
「あ。」
「おう。」
小松原に出くわした
ヤツも今帰りなのだろう
革靴を履きながら私を振り返る
「高宮も帰りか?」
「そう。
小松原と会うなんて珍しいわね。」
2人並んで校門を出る
落ち着け…
何故だか鼓動がうるさかった
「あのさ…」
「鈴さん!」
小松原の声に聞き覚えのある声が重なった
鈴さん?!
私の事をこう呼ぶのは…
まさか…
視界の先には
沖田がバイクに寄りかかって
こちらに手を振っていた
休日明けのだるさの残る体を駆使し
なんとか1日を終えた
金曜に借りたDVDを返却しなくては
定時に上がって職員下駄箱に来た時
「あ。」
「おう。」
小松原に出くわした
ヤツも今帰りなのだろう
革靴を履きながら私を振り返る
「高宮も帰りか?」
「そう。
小松原と会うなんて珍しいわね。」
2人並んで校門を出る
落ち着け…
何故だか鼓動がうるさかった
「あのさ…」
「鈴さん!」
小松原の声に聞き覚えのある声が重なった
鈴さん?!
私の事をこう呼ぶのは…
まさか…
視界の先には
沖田がバイクに寄りかかって
こちらに手を振っていた