龍とわたしと裏庭で③【黒魔術編】
2
圭吾さんの声がする。
「志鶴、ほら、ちゃんと布団に入って寝るよ」
わたしは寝ぼけ眼をこすった。
「わたし眠ってないわよ」
「もうすぐ本格的に眠っちゃうだろ?」
「ここで寝る」
「ダメだよ」
「ったく!」
悟くんの声がちょっと離れたところから聞こえた。
「そのまま押し倒したら? いくらでも抱けるのに何やってんの?」
「前にそれで失神されてるんだよ」
思いっ切り目が覚めた。
慌てて座り直すと
「ほらな」
圭吾さんが苦笑する。
わたしは居間のソファでウトウトしていたらしい。
圭吾さんがわたしの横に座っている。
悟くんはダイニングテーブルのところに座ってこっちを見てた。
「悟くん、今すごいコト言ってなかった?」
「僕が? 何を?」
もう!
きれいな顔も、ずるさも圭吾さんといい勝負だわ
「志鶴、ほら、ちゃんと布団に入って寝るよ」
わたしは寝ぼけ眼をこすった。
「わたし眠ってないわよ」
「もうすぐ本格的に眠っちゃうだろ?」
「ここで寝る」
「ダメだよ」
「ったく!」
悟くんの声がちょっと離れたところから聞こえた。
「そのまま押し倒したら? いくらでも抱けるのに何やってんの?」
「前にそれで失神されてるんだよ」
思いっ切り目が覚めた。
慌てて座り直すと
「ほらな」
圭吾さんが苦笑する。
わたしは居間のソファでウトウトしていたらしい。
圭吾さんがわたしの横に座っている。
悟くんはダイニングテーブルのところに座ってこっちを見てた。
「悟くん、今すごいコト言ってなかった?」
「僕が? 何を?」
もう!
きれいな顔も、ずるさも圭吾さんといい勝負だわ