だけど、俺は教師でお前は生徒
◆3◆揺らめいて
俺の思いが、彼女を追い詰めてしまったのか。
何度も自分のしたことを振り返って考えてみた。
本気で好きで、本気で愛してた。
彼女を好きになったことを、後悔だけはしたくなくて、
もういない彼女を責めることもしたくなくて、
あれから、ずっとずっと想い出の中に自分の気持ちを閉じ込めてきたつもり。
誰かを想い、誰かを愛する資格は俺にはないってね。
あれっきり俺に何も言わない兄貴。
兄貴もきっと彼女を忘れたくても、忘れられないんだろう。
それからの兄貴は必死なほどに、さらに仕事に打ち込んでいた。
そして、自分から志願して海外勤務となった。
何度も自分のしたことを振り返って考えてみた。
本気で好きで、本気で愛してた。
彼女を好きになったことを、後悔だけはしたくなくて、
もういない彼女を責めることもしたくなくて、
あれから、ずっとずっと想い出の中に自分の気持ちを閉じ込めてきたつもり。
誰かを想い、誰かを愛する資格は俺にはないってね。
あれっきり俺に何も言わない兄貴。
兄貴もきっと彼女を忘れたくても、忘れられないんだろう。
それからの兄貴は必死なほどに、さらに仕事に打ち込んでいた。
そして、自分から志願して海外勤務となった。