だけど、俺は教師でお前は生徒
それなのに、最近の俺は、どうかしてる。



時々、うまく説明できないような“ざわつき”に襲われる。



それは今まで味わったことのないもの。



この、落ち着かない感覚の正体。



「三嶋先生~!!おっはよ♪」



「あ、おはよう。澤村」



俺の目の前にやって来て、ペコッと頭を下げる女子生徒。



俺の視界に入るこの笑顔。



つられて自然に微笑んでる俺がいる。



ほら……まただ。これだよ、これ。



この子を見るたびに、俺はこの感覚に包まれるんだ。



そんなの気のせい??



ずっとそう思っていたけれど……そう思いたかったけれど。



そうじゃないってことは、もう俺自身が一番よく分かっているはずだっだ。


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