だけど、俺は教師でお前は生徒
一緒にいてやれる残り少ない時間。



とにかく俺はそれを大切にしたいと思った。



「えっ、遊園地??」



「ああ、行かないか? 色々忙しいのは思うが、息抜きも必要だろ??」



「うんうん!! 行く!! 行きたい!!」



ガキすぎるってバカにされたらどうしようと思ったけど、



予想以上に大喜びの澤村を見て、安心した。



夏休みの遊園地。



家族連れやカップルで賑わう園内。



暑い日差しが降り注ぐ中、俺たちは手を繋いで歩いた。






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