【短編】大事なのはどっち!?
「あぁ…ちょっと忙しいな」
ははっと苦笑いの晴…
「…」
「悪い、まりあ
仕事の続きしても良いか?
適当にくつろいでて」
晴は大きなプロジェクトを任されたと言っていた。大変なんだ…
それから私は黙って本や雑誌を読んだりしてた…
晴がパソコンを使う音しかしないその空間。
これじゃあ、会ってるって言わない。1人で過ごす時と同じだ。
私は晴の邪魔になると思いながらも、会ってなかった時の出来事をひたすら喋り続けた。
『友達と買い物に行って~』
『会社の先輩が~』
『駅前のケーキ屋さんの新商品が~』
などなど…