never give up!


「あぁぁあぁあ」

「朝からウルサい!」

高野からのメールに夢中になっていると、いつのまにか時間は過ぎていてピンチ状態になった。



でも一応朝ご飯は食べて行く。
お腹減るしね(笑)。

間に合わないから、今日は自転車で行く事にした。



ヤバい
ヤバい!
ヤバい!!


あと3分で正門閉じられる!


あせりながら自転車を全速力で漕いでたら、前を同じ学校の誰かが歩いてるのが見えた。


よかった!

遅刻仲間がいて、少し安心した

てか誰あれ?
だんだん近寄って見ると、それは高野だった。


「たかのーー!!?」

「え」

キキーッ
急ブレーキをかけてとまる。

「高野も、遅刻?」

「うん。そっちも?」

意外と高野は余裕そうだ。
今日は朝の全校集会なのに!

「あは。」

「そっかあ。てか、乗らしてよ。俺漕ぐからさ」

へ?
2人乗りは駄目なんじゃあ...
まあ、今は緊急だしいっか!



じゃなくて!2人乗りって!
カップルみたいじゃん、まるで!
あぁぁぁあ~


とか色々考えてるうちに、いつの間にかあたしは高野漕ぐ、自転車の後ろに乗ってた。


現在8:15。


「高野~」

「ん?」
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