平凡に行きましょう!
お互いに似た者同士のようなものなのに、何故か噛み合わない。



「話を聞けいうあなたの一方的な意見じゃないですか。
私の都合なんて考えてないでしょう」


「こっちは急いでんだよ。お前の都合なんて知るか」


「なら、親切な方のところに行って下さい。私はそんなにいい人じゃないんです」


「それは会って話して、さっきの態度で分かってる」


「分かってるならどうして私に構うんですか」


「お前が一番適任だからだよ」



紅牙が言ってるのは筋が通ってるようで、通ってない。



「理由は"そのうち"話すから、とりあえずお前オレの主になれ」



その時暗くなっていた空間が元の部屋に戻った。
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