アクマの掟

また溢れだしそうな涙をこらえて

「帰ろうかな・・・。」

そう思っていたら
車のライトらしきものが見え
だんだん近づいてくる。

やだ


よけなくちゃ


逃げなくちゃ―――――


そう思うのに
頭がついていかない。




ブッブッ――――――――――――――




クラクションの音とともに、
わたしは意識をなくした。



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