アクマの掟

でも、そんなのつかの間。
皆の視線が、
私に向いている事に気付いた。

カァーっと
赤くなってしまった頬を覆いながら
下を向く。


すると少したってから、
荒々しくも優しい声が聞こえた。

「どーも!今その子に
紹介してもらった戸田カイトです。
よろしく!!」


何度も言うけど、カイトは優しい。

さりげなく私をフォローしながら
沈黙を笑いに変えた。




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