アクマの掟



だけど



「ユウリっ」


私の名前を呼ぶ愛しいその声に、
足が止まった。


カイト


振り向かなくても分かる。

「カイトっ」

なつなはびっくりしてたけど
何かを察したのか
「後でしっかり、説明してもらうからねっ」
って言って
先に教室へと歩いて行った。



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