アクマの掟

「カイト・・・・」

まだ、ちゃんと整理がついていない私は
カイトの名前を呼ぶのだけで、
いっぱいいっぱいだった。


「ははっ。なんちゅー顔してんだよ。」
そう言って笑いながら頭を撫でられる。
それだけで、私の胸はドクンと高鳴り、
この人が好きなんだと実感する。


「俺が言ったとおりだろっ。」
「へっ?」
いきなりそんな事言うもんだから
変な声が出てしまった。



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