あたしの居場所
あたしはそう言うしかなかった
階段をのぼろうとすると智城が駆け寄る
「お姉ちゃん、ご飯食べないの?」
「うん...。お姉ちゃんお腹痛くて...。智城、お姉ちゃんの分も食べていいよ...」
「うん!」
智城はリビングへ駆けていった
あたしはベッドの枕に顔を埋めて大声で泣いた
もうあたしを守れるのはあたししか居ない
あたしは1人で戦う
誰も信用出来ない
お母さんも
その時、凪斗の顔が浮かんだがすぐに消し去った
凪斗には、迷惑かけれない
凪斗は、全然関係ないから...
その日から、あたしは変わった
誰も信じない
あたし1人だけの世界
あたしを守れるのは、誰でもない
自分しか居ないんだ...