あたしの居場所


「行こう、奈央」


「うん...」


学校へ着いた


「じゃあ終わる頃になったら迎えに来るから。何かあったら呼べ」


「うん...」


あたしは教室に向かった


教室に入るとみんなが冷ややかな目で見る


いつものことで慣れている


「高木さん、今日の人は誰?」


「...」


杉下さんが近寄って聞いてくる。


「言えない人?」


「...」


「まあいいわ。周りに誰がつこうが、貴方は1人だもの」


「無理なことはしないことね」


クスクス笑って杉下さんは何処かへ行った


そうだよ...淳...


呼べって言っても...どこにも居ないじゃん...?


同じクラスでもないし...


同じ学校じゃないじゃん...


それなのに呼ぶって...どうやって...?


叫んで、飛んでこれないでしょ...?


バカ淳...


ホントバカだよ...、あの人は...










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