あたしの居場所
「早く寝るぞ」
「えー」
「俺、ちょっと走ってくるわー」
淳は走る準備をする
「あんま遅くなんじゃねえぞ?」
「おう、分かってる」
「お前、そう言っていつも遅せーんだよ」
「うるせぇ。じゃあ行ってくる」
手を振って淳は走って行った
「お前らはもう寝ろ。つうか宿題しろ!!」
「へーい」
「奈央、おやすみ♪」
「おやすみなさい」
みんな、自分の部屋に入った
あたし...何処で寝るの...?
「何してんだ、奈央」
「え?」
凪斗がすれ違い様に言う
「お前は俺の部屋だろ?」
「はい...」
結局凪斗の部屋ですか...
「ちょっとは慣れたか?」
「まだ2日しか経ってないよ」
慣れるとかそんなの...無理ですって
「だよな。けどいい奴らばっかだろ?」
静かに頷いてベッドに座る