あたしの居場所

「別れねえ!!」


「っ」


急に怒鳴る凪斗


「絶対...別れたくねえ...よ...」


きゅっとあたしを抱き締める


「凪...斗...？」


「ずっと...俺らと一緒に居てくれよ...」


「...ごめん...それは...出来ないよ...」


「奈央...」


凪斗が...泣いてる...？


「なんで泣いてるの...？」


「俺...奈央が...好き...」


「え...？」


嘘...でしょ...？


「あの時...初めて会った時...そばに居てやりてぇって思った...ずっと...一緒に居てぇんだよ...」


「.....」


それは...出来ないよ...？


凪斗...


「だから...俺が...大人になったら...迎えに行ってもいいか...？」


...それをあたしに聞く...？


「そんなの...あたしに言われても...」


「答えは、次会った時でいい...だけど...俺はお前をずっと愛してっから」


チュッとあたしの頬にキスをして、出て行った


顔が真っ赤に火照る


凪斗が..あたしを好き...？


ダメだよ...そんなの...