あたしの居場所
「奈央ー!!」
下から、凪斗の叫び声
「凪斗...?」
「どうだ?俺らのサプライズは!!」
「サプライズ...?」
「これ、全部あの先輩がやってくれたんだ」
「凪斗が...?」
「学校に来てね?奈央のこといっぱい話したんだ。先生に抵抗しながらも、ずっと奈央の話してたんだ。特に杉下にはね...?」
「嘘...」
「奈央、いい先輩に恋されたね♪」
「友美!!」
嬉しそうに笑う友美
あたしの顔は一気に真っ赤に...
「奈央!!お前は...もう新潟に行くかもしれねえ。だけど...いつでも帰って来い!!俺らは...ずっと待ってる!!」
「凪斗...」
「ちょ、奈央!!!」
あたしは勢い余って、屋上から落下
嘘っ!?
こんなことで死ぬの!?
嫌だ...!!
お父さん...!!
「っぶねぇ...」
ギリギリで凪斗が止める
「凪斗...?」
「ん?」