あたしの居場所
「どうしたの?」
「奈央と会話したくて♪」
「そっかぁ」
2人で空を見上げる
「最初に出会った時も、こうしてたよね?」
「うん、懐かしー」
あたし達が出会った時も、同じように2人して空を見上げてた
「だからここまで奈央と仲良くなれたのかな?」
「多分そうじゃない?」
「テキトーすぎでしょっ」
「あははっ」
2人で笑う
...こうして笑えるのも、あと少し...
「あたし、決めたの」
「え?」
「奈央と同じ高校目指す」
「えぇっ!?」
あたし、新潟だよ?!
「あたしも新潟行って、一緒の高校通う」
「でも...」
「平気だよ。奈央が一緒に居てくれたらあたし、頑張れるから」
「...うん」
「高校決めたら、電話してね?待ってるから♪」
「...いつも電話するよ」
「その方があたしも嬉しいかも♪」
あたしは友美を抱き締めた