あたしの居場所
「あ、奈央だ」
「本当だ」
空港の中でみんなが見てる
「あれは上手くいったパターンだね」
「凪斗もそろそろ幸せにならなきゃね?」
「ホントだよ。アイツ、無理しすぎなんだっつうの」
「でも、お似合いだね?」
「だな」
みんなは、嬉しそうに笑ってあたし達を眺めてる
「絶対迎えに行くから...」
あたしを空中で抱き締める
「絶対だよ...?」
「もちろん。絶対迎えに行ってやるから」
「うん!!」
あたしは嬉しくて笑った
「さてと、戻ろうぜ!!」
「うんっ!!」
あたし達は手を繋いで中に入った
「奈央、そろそろ中に行くよ」
「うんー!!」
お母さんと智城が手を繋いでゲートのとこに居る
「奈央」
「ん?」
ポンッと投げられるキラキラしたもの
「...ネックレス...?」
「俺の宝物!!」