あたしの居場所
「探してるんだって」
「だといいけどぉ...」
「なら聞いちゃえばいいじゃん?」
「誰に?」
「その先輩に♪」
友美の目が輝いたのが分かった
「え!?」
「携番知ってるんでしょ?聞けばいいじゃん」
唐揚げを頬張る友美
「でも...」
「相手もどうせご飯食べてる時だろうし」
「飽きられてたら...?」
「そんなんあるわけないって。早く電話しちゃいなよ♪」
「ちょっ!?」
勝手に電話を掛ける友美
ど...どうしよう!?!?
「友美!!!」
「はい、携帯♪」
満面の笑みの友美
このバカは...
ピロリン♪
近くで携帯が鳴ってる
ピロリン♪
やっぱり鳴ってる...
「音、近くない?」
友美も気付いた