あたしの居場所


「ソレ」


「え?」


指差した先には、ネックレスが輝いてる


「ネックレス...?」


「そう。目印になるかなーって思ってさ。そしたら案の定、奈央はネックレスしてたから分かりやすかった~」


「凪斗!!」


「うおっ」


凪斗に抱き着く


「...遅いよ...」


「わりぃ」


「あたし...寂しかった...」


「分かってる」


「怖かった...」


「知ってるよ、そんなこと」


「けど、これからはずっと一緒に居れるから」


「絶対...?」


「絶対。とゆうか俺、家ないんだわ♪」


「...は?」


この人、何言ってるの?


「とっさに新潟来て入学したはいいけど、家見つけてねえからさ。奈央、居候させて」


「友美も一緒なのに...」


「え?」


「あたしも...凪斗さんと同じ理由です♪」


ハァ...


バカが2人に増えたよ...











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