スノードロップ
運命の...
添付ファイル

「ねぇ、愛実は好きな人居ないの?」
「え!?あたし?」
「つぐは運命の人がいるもんなッ」
「彰護…何いってんのッ」
「ぇ!何運命の人ってぇ」
「つぐは、名前も知らない奴に恋してんだよ!」

そう。私は、名前も知らない人に恋してる。
小学校低学年の時、助けてくれた男の子。ゆういつ分かってるのは、
私の家の近くにある、花屋に住んでた事。今はその花屋潰れちゃって、
どっか行っちゃった…。

【黒川愛実】


「彰護変なこと言わないでよぉ…」
「だってホントの事じゃん!!」
【淀川彰護】
幼なじみで、いつもいっしょに登下校してる仲。
「無謀かもしんないけど、応援してるからな!」
「彰護…」
「じゃ!また明日な」
「うん、色々ありがと!」
彰護とは、いつも一緒にいたから、何でも解り合えるんだ。
隠し事しても、すぐバレる。だから、恋の事もすぐバレちゃった。
でも、彼と会える日は来るのかな?名前も今の顔も、居場所も知らない。
会える日…くるかな?奇跡は、おきるかな?
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