だって、だいすき。
毎日、病院の廊下や中庭を、意味もなくふらふらして、誰とも話をしなかった。
誰かと、触れ合ったり、心を通わせるのがたまらなく怖かった。

完全に心を閉ざし、人と触れ合うことに恐怖してた。

けどーー。



今日、私は、高校に行く。



あの日、心を閉ざしていた私を助けてくれた、「彼」のいる、あの場所に。
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