帽子を取ったら…
「お人よしでも巨乳好きでもイイ。彼は真剣に愛してくれてるいるの!」


「ああーっそう」


 里奈は完全に志穂嬢を軽蔑しちゃっている。


 もう、友達だとは思っていないようだし。


 志穂嬢も里奈を軽蔑な眼差しで見下している。


「里奈も結構、男付き合いが盛んよね? 真剣に愛されているかどうか疑問だけどねー」


 志穂嬢も凄い事を言っちゃう。


「何が言いたいの?」


「藤野部長が言ってた。里奈って、個性強いし気が荒いから…男たちの方が敬遠しているみたいだって。やたら気取るのも、どうかなあって疑問視しているしね」


「化け物お嬢様に、言われたくねーよ」


 志穂嬢は怒る。


「化け物、化け物って言わないでよね?」


「化け物に、化け物と言って何が悪いのよ?」


「そんな言葉にこだわる里奈だって、化け物なんじゃなーい?」


「あーら、私に喧嘩でも売る気ぃ?」


「ゲス女。私だけチヤホヤされているのが悔しいんだぁ? 情けなーい」


 その途端…

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