静かな海の兄き
「着いたぞ。」
かすれた声で言った父の言葉に
翔は
ゆっくりと頭を上げ
車から降りた。
“ドクン”
また
翔の胸が高鳴った…
夢で見た病院と…
一緒だ…
そう思いながら
病院を見上げる翔…
そして
ゆっくりと後ろを振り向くが…
やはり…
宏史の姿は ない…
重い気持のまま
両親の後ろをついて行く。
病院内に入り
たずねた看護師に案内され
たどり着いた先は―
【霊安室】
その部屋の前にある
長イスに
高校生らしい男の子が2人と
その間に女の子が座っている
宏史と同じ制服…
虚ろな目で
その3人を見た翔。
看護師が
重そうな扉を開けてくれた。
両親が入り
翔もつづく…
かすれた声で言った父の言葉に
翔は
ゆっくりと頭を上げ
車から降りた。
“ドクン”
また
翔の胸が高鳴った…
夢で見た病院と…
一緒だ…
そう思いながら
病院を見上げる翔…
そして
ゆっくりと後ろを振り向くが…
やはり…
宏史の姿は ない…
重い気持のまま
両親の後ろをついて行く。
病院内に入り
たずねた看護師に案内され
たどり着いた先は―
【霊安室】
その部屋の前にある
長イスに
高校生らしい男の子が2人と
その間に女の子が座っている
宏史と同じ制服…
虚ろな目で
その3人を見た翔。
看護師が
重そうな扉を開けてくれた。
両親が入り
翔もつづく…