三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜

「じゃあ、またな。」

「あぁ、またなぁ。」


良かったら、次の式まで連絡しないでくれよ〜。

なんて考えながら田島と俺は校門で反対に別れた。

病気になりそうなぐらい暑い太陽の下、俺はとぼとぼと家路を歩いていた。





あれは・・愛ねぇ?


歩くのが人より速い俺はすぐに愛ねぇの姿が良く見える距離にまで近付いた。


「おーい、愛ね・・・・」
珍しく二人でいる・・

隣にいるのは、男だ。

・・・誰?


愛ねぇは男友達は多いけど、二人で歩いてるとこは見たことない。



もしかして彼氏とか・・・?






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