三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
・・愛ねぇだって高校2年生の女の子だし、可愛いし・・。
今まで、彼氏がいなかったのが不思議なぐらいだけど
気になる。
弟の俺が気にすることじゃないけど、気になってしかたないよ。
「おーい、愛ねぇ!」
「あ、陸じゃん。」
『ん…、じゃ俺、帰りこっちだから。またね。』
「うん、またね。」
俺が走って行くと、その男は愛ねぇに手を振ってその場を離れていった。
「はぁ、はぁ。」
「どうしたの?そんなに走って。」
「ん?いや、別に・・なんでもない・・。」
「変なヤツ〜。」
脳内はなんでもないわけなかった。
愛ねぇに彼氏が出来たって決まったわけでもないのに大パニックだ。