三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
しゅ〜って、前から来る風が気持いい。

どんどんと愛ねぇが大きくなる


「・・へ・へへ、追い付いた・・」

「・・はっ・・男のくせに・・ちょっとは手加減しろぉ!」


「・・はぁ・・はっ・・弟の次は、男のくせにぃ!?・・愛ねぇこそ、はぁ・・女を利用しすぎぃ〜!」


「待ってって〜!」


俺は見えてきたコンビニにダッシュする。


こんな全力で走ったのは久しぶり、アキレス腱が切れそうだ。


コンビニの前の横断歩道は俺を迎えるように青色。



ギリギリ渡れる…?

すぐに信号が危険を示す黄色、歩行者信号が点滅を始めた。

黄色信号、点滅中。
『渡るな、危険。』


俺は交通ルールを無視して、横断歩道を渡ろうとした。









「陸!渡るなっ!!バーーーー・・・・‥‥…」

「…え?………――‐‐‐」












・・・ッガーーン・・









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