三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
愛ねぇが今までの10倍ぐらい可愛く見えて、意識してしまっているのか上手く話せない。
全身の血がろくに酸素も持ってないのに血管中を忙しく走り回っていのがわかる。
自販機にお金を入れる手が軽く震える。
どうしたんだ、俺・・。
まるで愛ねぇのこと、意識してるみたいじゃん・・。
・・チャリーン・・
「あ。」
「も〜、何やってんの陸。」
「ちょ、ちょっと落としただけじゃんか。」
愛ねぇの少し呆れた声。
それだけで倒れてしまいそう。
愛ねぇが、可愛い…。
まだ、確信はないけど確定的。
俺は、実の姉に恋をしてしまったらしい。