三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
第三話

戻ってきた日常



言葉にすると短く、体感時間にして一週間は感じた3日ぶりの我が家はいつもと変わらない顔で俺を迎えてくれた。

隣の愛ねぇの顔もいつもと変わらない顔。

変わったのは、俺の左手と愛ねぇの肋骨だけだ。


俺と愛ねぇは一呼吸置いてから、


『ただいま。』


と、変わらない我が家と親に挨拶した。






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