三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
「ちょっと付き合ってくれない?」

「ッへ?」

体が愛ねえの付き合って、という単語に反応した。

違う意味ってわかってるのに、体は反応してしまう。

「ちょっと一緒に出かけてって言ってんの!」

愛ねえは、返事の無い俺に朝起きない俺を起こす母さんの様な口調で言った。


愛ねえと二人で歩くなんて何年かぶりで…、嬉しかった。



「じゃ、すぐ用意する。」
「うん、早くしてね。」

愛ねえは返事だけ聞くと、部屋を出ていった。






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