三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
愛ねえはすぐに目をそらして顔を赤くした。
俺は目をそらして顔を青くした。
最初、誰だかわからなかった。何を言ってるのかわからなかった。
それから長い沈黙。
……ピピピッ……
「あたしの携帯か。」
愛ねえは携帯を開いてメールの返事をしてる。
彼氏だろうか。
愛ねえの顔を見るのが辛い。
愛ねえの隣に居るのが辛い。
この気持ちを抑えるのが辛い。
また1つ確定の判を押された。
この気持ちにもう嘘はつけない。
愛ねえが好き。