三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜

「よし、決まった!」



ピンポーン



愛ねえは俺の料理も聞かずに一人でボタンを押した。

注文を受けに来たのは田島じゃなかった。

愛ねえは二人の料理を注文すると携帯をいじり始めた。

カップルのデートで、してはいけない事トップ10に入るしぐさ。


俺は席を立って

「トイレ行ってくる。」

とだけ言い残して愛ねえの前を去った。









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