三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜

俺はただ無駄に走った。

何も考えずに走った。

理由もなく探した。

俺が勝手に探した。

例え、どうしたの、陸?
って笑われてもいいから。





少し走ったところに、見たことある服が落ちていた。

愛ねえが今日買った服だ…。

その先は人はまず入らないだろう路地。


俺はためらいも無く入った。



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