三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
教室では、教壇で担任の野中が夏休みの過ごし方について話していた。
お前らは、青春真っ只中なんだからいい恋しろよとか
ってかその以降は全く聞いてなかったんだよね。
俺にとって、必要性を感じない話だという事は確かだろうけど。
野中は、
「これから一ヶ月ばかりのお別れだが、俺に会いたいヤツはいつでも学校に来ていいからな!」
とか言って、歳の差約14歳を見せ付けて、教室をしらけさせた後に少しばかりの解散を宣言した。
寂しいような嬉しいような高校初めての夏休みが始まった。