三度目の正直 〜二度あることは三度ある〜
「ぐぁ〜、終わった終わった!なんとか式〜、って本当ダりぃよな。」
アゴが外れるんじゃないかと心配になるぐらい口を広げて田島は伸びながらあくびをしながら言った。
「で、お前は本当に予定とかねぇの?」
「あぁ、ねぇなぁ。」
「じゃあ、お前は特別、これからは連絡を入れてやる。」
「何のだよ?」
「何のだぁ?お前の脳ミソは何の為についてんだ。女の子との遊びに決まってんじゃんか。」
俺の頭は少なくとも、田島よりは優秀なようで、女の子と遊ぶなんて話は脳内会議では出されなかった。
高校生にもなってこんな無気力な俺は、不健全?
いいや、そんなことはないハズ。アホ失礼の田島が健全だなんて俺は認めないからさ。
それとも俺の頭は
「あ、そうか。お前には可愛いお姉さまがいるんだったなぁ!・・くくく・・・。」
先に言われた。
正直、見てるだけの女なら愛ねぇ以上はないと思ってるね。