涙空


「なぁ、悠貴…」



突然、俺の名前を呼んだ
その声は、さっきまでのようではなく真剣な声だった



「何だよ・・・」



「お前、いつこっちに戻ってきたんだよ」



「昨日の昼ぐらいに戻ってきた…」



「そっか・・・」



そう言うとお互い黙ったまま階段を上っていって




< 16 / 46 >

この作品をシェア

pagetop