天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
もう何てゆーか、たまらん。

それが現在の秋雨の率直な意見だ。

いい匂いはするし、体の温もりは伝わってくるし、すんごいギュウウウって抱きついてくるし。

抱きつかれた感じだと夕はそんなに胸は大きくないみたいだけど、それもまた良し。

てか夕先輩なら貧乳でも許す!

完全にのぼせ上がってしまう秋雨。

「あ、あの…秋雨君…」

恥ずかしそうに、囁くように。

彼の耳元で夕が呟く。

「夕、怖いから…もう少しこうしてて…いい…?」

「そりゃもう未来永劫世界が終わるまでっっっっ!」

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