天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
鹿獄 郷先生お憑かれ様
ガラガラと引き戸の音を立てる。
「うぃーっす、今帰ったぞー」
コンビニの袋片手に保健室に入ってきた龍太郎の顔に。
「うぶふっ!?」
秋雨の上履きがクリーンヒットした。
「てんめぇ龍太郎!どこで道草食ってやがったこのウスノロが!雪菜ちゃんと一緒なのをいい事に連れ回してたんじゃねぇだろうな?こっちは腹減ってるってのに!万死に値する!よってこの場で電撃魔法による感電死の刑!」
「あっ、あのっ!ごめんなさい遅くなっちゃってっ。龍太郎君は私のせいで帰ってくるのが遅れてしまって…」
激昂して毒舌でまくし立てる秋雨に、雪菜が必死でフォローすると。
「うん許す♪」
掌を返したように秋雨はニパッと笑った。
恐るべき変わり身の早さだ。
「雪菜ちゃんが謝る事ないんだよお、俺も今来たとこだから♪」
「『今来たとこ』って何だ。お前は初デートの中学生か」
秋雨の上履きを放り投げながら龍太郎が突っ込んだ。
「うぃーっす、今帰ったぞー」
コンビニの袋片手に保健室に入ってきた龍太郎の顔に。
「うぶふっ!?」
秋雨の上履きがクリーンヒットした。
「てんめぇ龍太郎!どこで道草食ってやがったこのウスノロが!雪菜ちゃんと一緒なのをいい事に連れ回してたんじゃねぇだろうな?こっちは腹減ってるってのに!万死に値する!よってこの場で電撃魔法による感電死の刑!」
「あっ、あのっ!ごめんなさい遅くなっちゃってっ。龍太郎君は私のせいで帰ってくるのが遅れてしまって…」
激昂して毒舌でまくし立てる秋雨に、雪菜が必死でフォローすると。
「うん許す♪」
掌を返したように秋雨はニパッと笑った。
恐るべき変わり身の早さだ。
「雪菜ちゃんが謝る事ないんだよお、俺も今来たとこだから♪」
「『今来たとこ』って何だ。お前は初デートの中学生か」
秋雨の上履きを放り投げながら龍太郎が突っ込んだ。