天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
確かに月姫の弁当から、唐揚げが一つ忽然と姿を消していた。
彼女は美味しいものは後に取っておく派なので、まだ唐揚げは手をつけずにおいた。
なのになくなっている。
「犯人は…この中にいる!」
推理小説の名探偵よろしく決め台詞を吐く月姫。
「まぁまぁ…夕の唐揚げ一個あげるからさあ」
事なかれ主義なのか、夕が月姫に唐揚げを一つ差し出すが。
「いえ!いけません夕先輩!こういう事はキッチリしておかないと!」
鋭い眼差しで面々を見渡す月姫。
と…。
「あ~…すまん」
それまで黙々と弁当を食べていた郷が口を開いた。
「唐揚げ取ったの、多分俺だ…」
彼女は美味しいものは後に取っておく派なので、まだ唐揚げは手をつけずにおいた。
なのになくなっている。
「犯人は…この中にいる!」
推理小説の名探偵よろしく決め台詞を吐く月姫。
「まぁまぁ…夕の唐揚げ一個あげるからさあ」
事なかれ主義なのか、夕が月姫に唐揚げを一つ差し出すが。
「いえ!いけません夕先輩!こういう事はキッチリしておかないと!」
鋭い眼差しで面々を見渡す月姫。
と…。
「あ~…すまん」
それまで黙々と弁当を食べていた郷が口を開いた。
「唐揚げ取ったの、多分俺だ…」