天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
神谷 秋雨の“守りたくなる子”は只のポーズ
「あーあ…最悪だよ夜の学校なんて…」
秋雨が月姫の背中に隠れながら廊下を歩く。
女子生徒に先頭を歩かせるとは何事か。
「何であんた私の後ろに隠れるのよっ!男でしょっ!先行きなさいよ!」
月姫が秋雨を前に出させようとする。
「やだよ!幽霊とか出てきたらどうするんだよっ?」
「だから前歩けって言ってんのよっ!」
秋雨を引っ張る月姫と、断固拒否する秋雨。
「お前が木刀で引っぱたいてやればいいじゃんか!」
「その木刀が幽霊には通用しないのよっ!」
んぎぎっ!と歯を食いしばって秋雨を引きずり出す月姫。
秋雨も土俵際踏ん張る。
「のこったのこった♪」
「いや夕先輩、相撲じゃねぇし!」
秋雨が月姫の背中に隠れながら廊下を歩く。
女子生徒に先頭を歩かせるとは何事か。
「何であんた私の後ろに隠れるのよっ!男でしょっ!先行きなさいよ!」
月姫が秋雨を前に出させようとする。
「やだよ!幽霊とか出てきたらどうするんだよっ?」
「だから前歩けって言ってんのよっ!」
秋雨を引っ張る月姫と、断固拒否する秋雨。
「お前が木刀で引っぱたいてやればいいじゃんか!」
「その木刀が幽霊には通用しないのよっ!」
んぎぎっ!と歯を食いしばって秋雨を引きずり出す月姫。
秋雨も土俵際踏ん張る。
「のこったのこった♪」
「いや夕先輩、相撲じゃねぇし!」