天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
そんなツッコミの最中に。
「!!!!」
ドンッッ!と壁を蹴るような音。
見れば、校舎外まで吹き飛ばされた筈の道化師が、再び秋雨達に向かって突進してきている!
顔は半分欠け、左腕はなくなっている。
それでも無表情で突進してくる道化師は、それこそ悪霊でもとり憑いた呪われた人形のようで、見る者を戦慄させる。
しかし、それに恐れすら感じない者がただ一人。
(お前ら…)
秋雨は両手を襲い掛かってくる道化師に向け、心の中で吠える!
(これ以上俺の『大事な場所』を奪うなっっ!)
「氷結、滅び、終わる世界」
彼の両手から放出されたのは、絶対零度の凍気。
その究極の凍気は廊下も、教室も、道化師をも永久凍土の如く凍りつかせ。
「終わりだ」
秋雨が指を鳴らすと同時に、道化師のみが氷の結晶として粉々に砕け散った。
「!!!!」
ドンッッ!と壁を蹴るような音。
見れば、校舎外まで吹き飛ばされた筈の道化師が、再び秋雨達に向かって突進してきている!
顔は半分欠け、左腕はなくなっている。
それでも無表情で突進してくる道化師は、それこそ悪霊でもとり憑いた呪われた人形のようで、見る者を戦慄させる。
しかし、それに恐れすら感じない者がただ一人。
(お前ら…)
秋雨は両手を襲い掛かってくる道化師に向け、心の中で吠える!
(これ以上俺の『大事な場所』を奪うなっっ!)
「氷結、滅び、終わる世界」
彼の両手から放出されたのは、絶対零度の凍気。
その究極の凍気は廊下も、教室も、道化師をも永久凍土の如く凍りつかせ。
「終わりだ」
秋雨が指を鳴らすと同時に、道化師のみが氷の結晶として粉々に砕け散った。