天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
「あんたあんなオッカナイのに狙われてたのに、何で一言も相談無しなのよ!」
月姫が激怒していたのは、秋雨が思っていたのとは少々違う方向の事だった。
「そうよ秋雨君、君が強いのはよくわかったけど、一人であんなの相手するなんて水臭いんじゃない?夕だって陰陽術使えるから強いんだよっ?」
ほら!とばかりに自分の護符を見せ付ける夕。
要するに。
二人は素性を隠していた事ではなく、自分達が足手纏いだと思われていた事、そして素直に頼ってくれなかった事に対して不満に思っていたのだ。
月姫が激怒していたのは、秋雨が思っていたのとは少々違う方向の事だった。
「そうよ秋雨君、君が強いのはよくわかったけど、一人であんなの相手するなんて水臭いんじゃない?夕だって陰陽術使えるから強いんだよっ?」
ほら!とばかりに自分の護符を見せ付ける夕。
要するに。
二人は素性を隠していた事ではなく、自分達が足手纏いだと思われていた事、そして素直に頼ってくれなかった事に対して不満に思っていたのだ。