天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
「関節技くらい、じゃれてプロレスごっこでもすれば簡単にかけられるじゃないか。兄妹なんだし」
「プ、プロレスごっこ!」
秋雨の言葉に、月姫が目を丸くする。
(そ…そうか…その手があったか…そうすれば兄上とオフィシャルな口実で触れ合う事ができる…嗚呼!剣術じゃなくて柔道とかレスリングの道場に生まれたかったわ!)
頭を抱えて悶絶する月姫。
「重症ねぇ」
夕が呆れたように溜息をついた。
「プ、プロレスごっこ!」
秋雨の言葉に、月姫が目を丸くする。
(そ…そうか…その手があったか…そうすれば兄上とオフィシャルな口実で触れ合う事ができる…嗚呼!剣術じゃなくて柔道とかレスリングの道場に生まれたかったわ!)
頭を抱えて悶絶する月姫。
「重症ねぇ」
夕が呆れたように溜息をついた。