天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
「いい事っ?よく聞きなさい化け物ども!」
木刀の切っ先を向け、月姫は悪霊、人外に啖呵を切る。
「乙女・藤原 月姫、兄上への想いに一点の曇りも淀みも無し!報われない恋慕だとしても、それをあんたら根暗な魑魅魍魎風情にとやかく言われる筋合いは微塵もないわ!とり憑く?憑依する?ハンッ」
ビュン!と木刀を振り、シャンと背筋を伸ばして。
「私を虜にできるのは、この世にもあの世にも兄上唯一人!顔を洗って出直してらっしゃい!」
月姫は見事な見得を切った。
木刀の切っ先を向け、月姫は悪霊、人外に啖呵を切る。
「乙女・藤原 月姫、兄上への想いに一点の曇りも淀みも無し!報われない恋慕だとしても、それをあんたら根暗な魑魅魍魎風情にとやかく言われる筋合いは微塵もないわ!とり憑く?憑依する?ハンッ」
ビュン!と木刀を振り、シャンと背筋を伸ばして。
「私を虜にできるのは、この世にもあの世にも兄上唯一人!顔を洗って出直してらっしゃい!」
月姫は見事な見得を切った。