先生と約束
最後にもう一度すいませんでしたと
いろんな意味を含めて誤り
ドアの方へ足を運ぶと
『今どき珍しいよね。あーいうの』
なんのことだろ?とおもってると
『今の若い子は間接キスとか
全然気にしないじゃん。
だから珍しいよね』
ーな、なんなの?この人っ!!
『い、今どきの子でも気にする子はいるんです!!!
先生って女心分かってないですね』
お邪魔しました。
と今度は早足で出口に向かった。
『俺とだったら間接キス…できた?』
急に声が近くに聞こえて振り返ると、
私のすぐ後ろに先生のどアップの顔があった。
ドキッとして
なにも答えられないで先生の顔を見ていると
『早く出てくれない?
カギ閉めないといけないから』
右手でカギを回しながら私を見下ろしてる先生がいた。
座ってたからわからなかったけど
先生って結構、背、高いんだ
見上げないと視線が合わない。
『聞こえてる?』
ハッとしてもう一度すみませんでした。
とだけ伝えて急いでみんなのいるところまで走った。