先生と約束

最後にもう一度すいませんでしたと
いろんな意味を含めて誤り
ドアの方へ足を運ぶと



『今どき珍しいよね。あーいうの』

なんのことだろ?とおもってると

『今の若い子は間接キスとか
全然気にしないじゃん。
だから珍しいよね』


ーな、なんなの?この人っ!!


『い、今どきの子でも気にする子はいるんです!!!
先生って女心分かってないですね』

お邪魔しました。
と今度は早足で出口に向かった。





『俺とだったら間接キス…できた?』



急に声が近くに聞こえて振り返ると、
私のすぐ後ろに先生のどアップの顔があった。


ドキッとして
なにも答えられないで先生の顔を見ていると


『早く出てくれない?
カギ閉めないといけないから』


右手でカギを回しながら私を見下ろしてる先生がいた。

座ってたからわからなかったけど

先生って結構、背、高いんだ

見上げないと視線が合わない。



『聞こえてる?』



ハッとしてもう一度すみませんでした。
とだけ伝えて急いでみんなのいるところまで走った。











< 12 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop